税率と利益について

売値と売場税率の関係は次のようになります。

税込売値/税抜売値 = (1−税率)

売値は買値+利益なので、

(買値+新利益)/(買値+旧利益) = (1−税率)

これを式変形すると、

新利益/旧利益 = (1−税率) − 買値/旧利益×税率


つまり、利益は税率に比べ、大きく動くことになります。

例えば税率が-20%のとき、売値は20%増になりますが、
利益の増加分は20%よりも大きくなります。
逆に税率が20%のとき、売値は20%落ちますが、
利益は20%以上落ちてしまうことになります。

赤字で示した項の分が、税をかける前とかけた後の
売値の増減率と利益の増減率の差になります。

旧利益に対する買値の割合が大きいほど、
すなわち利益率の低いルートほど、この差が大きくなります。

税率がマイナスであれば、
利益率が低いルートほどその恩恵を受けることができます。(※)

逆に税率がプラスであれば、
利益率が高いルートほど損失の割合が少なくて済みます。

(※)マイナス時は利益率の低いルートを推奨するということではありません。
  利益の増加割合については利益率の低いルートの方が大きいのですが、
  利益の増加量については利益率の高いルートの方が大きくなります。

以下は当サイトのプログラムを使って、シュミレートした値です。
実際の値とは異なりますのでご注意ください。

敦煌→長安
敦煌→長安

コンス→長安
コンス→長安

敦煌→長安では、
税率-20%時は税率0%時と比べ、利益は20720/15000=1.38倍となります。
税率20%時は税率0%時と比べ、利益は9160/15000=0.61倍となります。

コンス→長安では、
税率-20%時は税率0%時と比べ、利益は87960/70960=1.24倍となります。
税率20%時は税率0%時と比べ、利益は54000/70960=0.76倍となります。

利益率の低いルートの方が、利益の増減率と税率の差が大きいことが分かります。

まとめますと、
税率マイナス時は税率以上に(゜Д゜)ウマー プラス時は税率以上に( ゚Д゚)マズー



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